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2008/02/11
21:59:15
-EXPLORER-
たぶん王道ファンタジー小説。

トレジャーハンターに憧れていた少女ライカと、凄腕剣士フォルテの遺跡発掘物語。

原案:マッキーさん
物語構成・文章:竜鳥
「こんな遺跡にまだ残ってるのかな?」
そう呟いて、羽根つき帽子をかぶった青年フォルテは、隣にいる女の子ライカを見た。
目の前に広がる遺跡は、かなり狭く(と言っても神殿ぐらいの大きさはある)何人ものトレジャーハンターが挑んでいる。
ここは数百年前からある遺跡の1つで、かつて栄えていた魔法文明の宝物殿であるらしい。
魔法文明は滅びているから、その文明に関する資料的価値は高いのだった。
「うん、まだ最下層へはたどり着いた人がいないっていう噂だよ。」
周辺の人から聞きだした情報を、目を輝かせながら答えた。
ライカはトレジャーハンター(お宝発掘を生業にした冒険家)で、昔から憧れていた。
いくつかの遺跡をめぐりはしたが、まだまだごっこ遊びの延長なのかも知れない。
そんなライカにため息をつきながらも、知識と能力には見込んでいる。
「まあ行けばわかるか。」
「うん、行こう!」
ライカとフォルテは中心の入り口へと向かった。
どうやらここから階段を下りて行き、最下層まで行くんだとか。
2人が階段を下りると、急に暗くなった。
あまり光は入ってこないのだろう。
ライカはバッグから取り出した松明に、明かりを点した。
あまり広い範囲は見えないが、見るからに複雑な形をしている遺跡だった。
「さて、右手伝いに行くか。」
これは無闇に動くと迷うから、壁伝いに行くという初歩的な知識だが安全性は高い方法だ。
フォルテは行こうとすると、ライカが声をかけた。
「あれ、これ……聞いたことがある。たしか炎をつけると……。」
そう呟いて、ライカは松明の炎を壁にあった球状のものに点火させた。
「やっぱり!」
ライカははしゃいだ。
「なるほど、魔法文明の技術ってことか。」
フォルテは興味深そうにライカを見ていた。
本来フォルテはトレジャーハンターじゃなく、成り行きでライカと一緒にいる剣士だ。
剣に関しては右に出る者はいないが、知識面では、やっぱりライカのほうがはるかに上だった。
しかし、このことに関してはライカの持つ、精霊の力によるものが大きかった。
精霊の気配を感じたり、会話したり力を借りたりすることができるのだ。
二人は手分けして、まずは炎で部屋全体を明るくしようと思い立った。
するとライカは、腰に着けた短剣を取り出した。
これはライカが初めての遺跡で入手した古びた短剣エクシリムだ。
ライカが地面に短剣をおくと、見る見るうちに短剣は形を変えて、青年の姿へとなっていた。
これもライカの持つ精霊の力によるもので、精霊を実体化させることもできるのだ。
「3人で手分けしてやりましょう。」
「話は聞いた、わかった。」
3人はそれぞれの方向へ歩き出し、炎を点していった。
全て終わると、3人は元の位置へと戻った。
「これで部屋全体が見渡せるね。」
フォルテは両手に何かを抱えていた。
「お宝があったよ。」
中から当時の通貨らしきものと、魔法文明の特殊な石、魔石などがあった。」
「こっちにもあったー。」
フォルテに続いてライカも鏡を取り出した。
儀式用なのか、やけに装飾が豪華だった。
「こっちにはなかった。」
エクシリムは無表情で呟いた。
それから3人が話すと、どうやら階段は合計3つあるということになった。
「それぞれ行って見よう!」
ライカは笑顔で答えたが、フォルテとエクシリムからは反対された。
フォルテは剣の腕は確かだし、エクシリムも剣で戦うことが出来る。
しかし、ライカは武器がないため、モンスターなんかと遭遇したら大変だからだ。
「ならエクシリムとライカは一緒に行くんだ。」
これを聞いた二人は納得した。
「じゃあ行こう!」
ライカとフォルテは別々の方向へと歩き出した。

フォルテが下の階へ降りると、長い直線になっていた。
この階はどうやら明かりがついているらしい。
突き当たりまで行くと、右側が広くなっていた。
さっき得た知識に頼って、右手伝いに行くことにしてみた。
少しでこぼこっとなっていたが、数分歩くと、スイッチらしきものがあった。
そして、女の人影があった。
「わっ!」
「きゃっ!」
二人は同時に思わず声を上げてしまった。
当たりに響く。
「エボニー!」
フォルテが敵意剥き出しで、女性に迫りかかる。
「あらあら、フォルテじゃないの。帽子被ったのね。」
フォルテとは裏腹に、エボニーは落ち着いていた。
「お前のせいで、帽子被るしかないじゃないか!これのせいで可愛い子に声もかけられないんだよ!」
大真面目な顔で言った。
フォルテは以前、エボニーとあったとき、彼女の魔法で猫耳が生えてしまった。
以来、人前ではいつも帽子を被っている。
「あははっ。猫耳も可愛いと思うよん。」
エボニーは涙を浮かべ、笑いながら他人事のように言った。
エボニーは魔術師の血を受け継いでいるのだが、ほとんど魔力はない。それでも魔法を独学で学んだので魔法を使うことができるが、たびたび失敗する。
フォルテの耳も、失敗した魔法のため、元に戻すことは不可能だった。
だから遺跡からヒントを見つける他なかった。
「この遺跡にヒントがあるかもね?まあもっとも、ここのお宝も私が先に取るけどね。」
ライカやフォルテとエボニーは、ほんと行く先々の遺跡でよく出会う。
そしてお互いライバルなのだ。
「それはどうかな?」
フォルテも威嚇するが、エボニーはスイッチを押すと、「後もう一箇所ね。」と呟いて、すれ違って行ってしまった。
「おい、待て!」
後を追おうとした。

ライカたちが降りた部屋も、やはり明かりがあった。
エクシリムが先に歩く。
降りた部屋は、左右に長く延びていたが、左へ向かって歩くと入り組んでるものの、繋がっていた。
壁面には、太古の絵文字らしきものがあった。
「へー素敵~。」
ライカは興奮しながら歩いていた。
いくつかの部屋には、お宝があった。
「いただいちゃおう!」
喜びながらライカは、魔石や宝石などを漁った。
残る道は1つ。
奥へと進むと、何かのスイッチがあった。
「これ、押したほうがいいのかな?」
「どうだろう?」
エクシリムも困った表情をしている。
「押しちゃえ!」
ライカが勢いよくスイッチを押すと、ものすごい音が聞こえた。
すると次の瞬間、目の前の壁が崩れて新しい道が開けた。
「ライカ!!?」
後ろを向いていたフォルテが急回転して振り向いた。
「フォルテさん?」
どうやらお互い、壁に阻まれていたようだ。
「まあ、繋がってたらしいな。こっちのスイッチを押して後1つ、そっちにスイッチあったか?」
「今押したけど……。」
ライカはフォルテを観察していた。
何かわかったのかな?
「よし、残すは後1つの階段だ。こっちから行こう!」
フォルテはそう言うと、ライカたちを連れて階段へと戻った。
ライカとエクシリムは、不思議そうな表情をした。
「いいか、エボニーとさっき会った。」
「エボニーさんと!!?」
ライカは笑顔で答えた。
どうやらライバルというより、仲間と勘違いしているらしい。
「それでさっき、スイッチを入れると後1つと呟いていた。つまり次はそっちへ向かうはずだ。」
「なるほどー、じゃああっちから行けば会えたんだね。」
「ばか、今会ったらだめだ!あいつを出し抜くにはこっちから向かって気づかれないようにだな……つまり、スピード勝負だ!」
とにかくフォルテは残りの階段へと向かった。
ライカたちも後を付いていった。
最後の階段を下りると、やはり壁があった。
たぶんその手前には、さらに壁があって、行き止まりのようになっていたのだろう。
ここまでは誰も足を踏み入れた形式は無かった。
そして地面には3つのスイッチがある。
どうやら3つのスイッチを踏む必要がありそうだ。
フォルテが試しに乗るが、どいた途端、スイッチは元に戻ってしまった。
「3人一緒に乗るんだね。」
ライカ、フォルテ、エクシリムは同時にスイッチに乗った。
すると、目の前にあった壁が、下へと下がり、下りる階段が見えた。
「やった!」
「よっしゃ!」
二人は叫んで、走りながら下へと降りた。
階段を下りると、ものすごい気温だった。
全体を軽く眺めると、溶岩になっていた。
「な、なんてことだ……。」
奥には祭壇があってお宝がありそうだが、溶岩じゃ渡れそうにない。
「あー!もうここまで来てたのねっ!」
後ろから突然声が聞こえた、エボニーだった。
結構走っていたみたいで、肩で息をしてる。
「どうりでライカちゃんがいないと思ったよ。」
エボニーはつい、フォルテとのやり取りで気づかなかったらしい。
「ちっ、もう来たか。」
「エボニーさん、こんにちはー。」
ライカは挨拶をした。
「ライカちゃん、こんにちは。でも私が先に遺跡のお宝はもらうわよ。」
そう言うと、杖に跨って呪文の唱えた。
次の瞬間、エボニーを乗せて杖は真上へ急上昇した。
「え、ええー!!??」
ゴンッ、というすごい音が鳴ると、エボニーは気を失って落下した。
フォルテは呆気に取られていた。
ライカは特に気にすることなく、溶岩の精霊と会話していた。
溶岩が突然動き出し、数分後には道ができた。
熱いのには変わりないが、通れる道ができたのでなんとか渡れるようになった。
「今のうちに行くか。」
ライカたちは、フォルテの後について道を歩いて渡った。
渡り終わると、目の前には祭壇があった。
魔法で保護されてるらしい。
レバーが2つあるが、特殊な装置らしい。
「無理にあけると爆破でもしそうだな。」
ライカを見ると、なにやらバッグを漁り出していた。
「たしかー、あった!この本にこんなのがあったよ。」
取り出したのは、古代文明の本であった。
ライカがページを開くと、同じ種類のスイッチであるとわかった。
「これでやってみるか。」
左側が月のマークがあり、右側は星のマークが付いていた。
「星のマークのレバーを右へ、月のマークのレバーを左へ、月のマークのレバーを元に戻して、星のマークのレバーを左へ。」
ライカの指示通り、フォルテはレバーを動かした。
「まだか?」
「もう少し。」
文章はまだ続いていた。
「月のマークのレバーを左へ、星のマークのレバーを元に戻し、つきのレバーも元に戻す。」
フォルテが所定の動作を終えると、祭壇の魔法が解けた。
「ふー、ややこしい装置だったな。」
「そうだね。」
2人は祭壇を登った。
祭壇には、綺麗な宝石で飾られたナイフがあった。
「綺麗ー!」
「魔法の本じゃなかったか。まあこれはこれで価値がありそうだな。」
これはなかなかの代物だ。」
3人は溶岩を渡り、階段の元へと戻った。
エボニーはまだ気絶していた。
「しょうがねぇな。」
フォルテはエボニーを担いだ。
代わりにお宝をライカが持ち、階段を上っていった。
最後の階段のところでライカは、エクシリムを元の短剣へと戻した。
「う、うーん……。」
丁度入り口まで戻ると、太陽の光のせいかエボニーは目を覚ました。
「わーーっ!!!!」
起きるなり、驚きの声を上げ、即座にフォルテから飛び降りた。
「気絶している間にお宝取ったわね!!?」
ライカは頷く。
「あちゃー、負けちゃったわね。ところでお宝はなんだったの?」
「えっと、この綺麗なナイフだよ。」
「ふーん、魔法の本じゃなかったかー。」
エボニーは残念そうな顔をした。
そしてすぐに表情を戻し、
「じゃ、ここには大したものなかったかー、じゃあねー。」
エボニーは興味がなくなると、すぐに歩いていった。
「まったく、マイペースなやつだ。」
「そうだねー。」
フォルテはため息をつき、
「とりあえず休むか。」
とつぶやいた。
「まずは換金してからね!」
ライカは村へと向かって歩き出した。
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