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19:37:30
国境越え
三人は、ファールセン城下町を出て、ウィールゲータとクラファールの国境にいた。
「俺ってこれ、通れるのか?」
ジラッフが言う。
「さぁね。」
ゼスが軽い口調で言った。
「まあ、イークレテスを扱えるみたいだしね。大丈夫じゃない?」
セレスも軽い口調で言う。
「ゼスは大丈夫だが、セレスは大丈夫なのか?」
ジラッフはセレスに尋ねる。
「多分大丈夫よ。ダメならダメでその時は・・・ねぇ。」
セレスは軽く笑みを作った。
嫌な予感がする。
ゼスとジラッフはそう思った。
「ま、とりあえず試してみましょ!」
笑いながらセレスはそう言った。
最初に魔導壁を越えるのはゼスだった。
越えられるとわかってるからだ。
ゼスは魔導壁に触れると、中へと吸い込まれるように入っていった。
続いてセレスが中へと入る。
セレスは恐る恐る手で魔導壁に触れる。
すると、わずかに空間が出来た。
その空間を見たセレスは、徐々に足を前へと進めた。
あっという間に向こう側へ渡れた。
「大丈夫だった?」
ゼスが聞く。
「ええ、大丈夫だわ。」
セレスが言う。
最後に通るのはジラッフだ。
普通に魔導壁を超えようと、歩いていく。
手が魔導壁に触れると、少し強い圧力を感じた。
それは手前へ押し戻すような圧力だった。
ジラッフが強引に入れようとするが、中々前へ進めなかった。
しょうがない、と思ったジラッフは、腰からイークレテスを抜き、魔力を込め、発動した。
すると魔導壁に一瞬だけ隙間が出来た。
その隙を見計らって、ジラッフは中へと飛び込むように入っていった。
「大胆ね。」
セレスが言う。
「しょうがないだろ。普通には入れそうも無かったんだから。」
ジラッフは、イークレテスを腰にしまった。
「まあいいよ、行こう。」
ゼスが言う。
「行くあてはあるの?」
セレスが聞く。
「特には無いけど。」
「じゃ、寄りたいところあるんだけど、いい?」
ゼスは頷いて、場所を聞いた。
「まず、ここからだと一番近いファルナの町が市場で、食料が補給できるからそこ。」
「うん。」
「次はクラファール城へ向かって、泊まる。」
「そうだね。」
「最後にバルセンブルとの国境付近にある、デルシャという村。ここには私の知り合いがいるの。」
「そうだ。」
ジラッフが大きな声を上げた。
「悪いけど、フェルスォート遺跡へ行ってる暇はないわよ。」
「ちぇっ。」
ジラッフは不満そうな顔をするが、ゼスの判断で、その通りに行くことにした。
しばらく歩くと、フェルスォート遺跡が見えてきた。
「やっぱ、いかねぇか?」
ジラッフが遺跡を指差す。
「だめ!時間ないんだから!」
セレスが何が何でも行かせないようにする。
ジラッフが強引に行こうとするが、二人でなんとか引き止めた。
さらに歩いていくと、やがて町が見えてきた。
そこはファルナと呼ばれる町で、市場になっている。
町を発見して中へ入っていく。
町の中はにぎわっていて、人が山のようにいる。
ちゃんと見てないと、すぐに離れ離れになって見失ってしまう。
したがって三人は、固まって動くことにした。
「さて、ここの市場で食料を調達だね」
ゼスが言う。
「あ、じゃ、あそこがいいぜ。ちょっとしたコネがあるしな」
「へぇ~、じゃ、あなたに任せるわね」
「おっけー!」
店の前に行って、ジラッフは早速値切り始めた。
買い物が終わり、三人は合流する。
「こんなもんでどうだ?」
ジラッフが自慢げに言う。
「結構やるね」
「じゃ、この町にはもう用事は特にないから、クラファールに行きましょう」

クラファール城へとついた三人は、城を警備している兵士に話しかけた。
「これはセレス姫様、よくぞ参られました。こちらへどうぞ。」
兵士の案内によって、三人は玉座へと向かった。
目の前にはクラファール王がいる。
王はもちろん英雄であるが、その中でも珍しい元聖騎士とのことで、凛々しい顔立ちをしている。
ただ年老いているため、青の髪の毛に混じり、大分白髪が混じっている。
「クラファール王、お久しぶりでございます。」
セレスが頭を下げる。
「おお、セレス姫か、ひさしぶりだな。」
王は笑顔で迎える。
かつては厳しさが滲み出していたが、年老いたせいか、あるいは国王であるからか、表情は先の大戦時よりもやわらかくなっている。
「実は、魔導壁のことは王様もご存知かと思います。」
ああ、と国王はうなずく。
「そこで私たちは、魔導壁の原因を突き止め、魔導壁を解除しに行きたいと思います。」
セレスの言葉に、王も驚いた。
「正気か!!?」
「ええ。」
セレスは答えた。
「クラゼス、いや、ファールセン国王には許可を得たのだな?」
「いいえ。」
「なら、一度戻って許可を頂いてきなさい。」
王はそう言った。
「いや、しかしここにいるということは、魔導壁を無事通り抜けられたということか。そうなると、そなたたちには可能性があるな。」
「この二人も無事通過できました。」
「ジラッフは強引だったけどね。」
ゼスが笑いながら言う。
こらっ、とゼスにゲンコツを食らわせる。
「それに、彼、ゼスくんはイーセレヴァスの達人ですし、こちらのジラッフさんはイークレテスを扱えるのです、これ以上の戦力はないでしょう?」
「なんと、イーセレヴァスの達人にイークレテスの使い手とは!それならそなたらに託すしかない!」
王は声を上げて言った。
「ありがとうございます!」
セレスは頭を下げた。
「ファールセン王には私から伝えておこう、魔導壁が解除されたらすぐに。
それからゼスといったか、そなたには授けたいものがある。」
そういって、近くの兵士を呼び、話をつけると、兵士はその場を立ち去った。
「しばらく待ってくれ。」
王の言葉に、三人は従った。
しばらくすると、先ほどの兵士が戻ってきた。
「お持ちいたしました!」
兵士がそう言うと、手に持っている剣を王に渡した。
「これはフライングバァンと言って、炎と風の属性を持ったイーセレヴァスだ、威力はほかのものに比べて高い。これをそなたに授けよう。」
ゼスはフライングバァンを受け取ると、深々とお辞儀をした。
そして挨拶を済まし、城下町へと向かった。
「まさか、王様とあうなんてな。」
と言ったのはジラッフだった。

日が暮れた頃、クラファール城下町についた三人は、早速宿を探した。
そして安そうな店に入り、そこで宿泊する。
朝日が差し、目覚め、一通り準備をしてから、入り口で三人は合流した。
そしてデルシャへと向かうこちになった。
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