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22:54:51
-EXPLORER- MAGIC POTION

原案マッキーさんの王道(?)ファンタジー第2弾。

原案:マッキーさん

シナリオ・文章:竜鳥
「今日はどこの遺跡に行く?」
新米トレジャーハンターの少女ライカは、隣にいる長身の、羽根つき帽子をかぶった青年剣士フォルテに聞いた。
「ギルドへ行って、資料見ながら決めよう。」
ライカはそうだね、と返事をして前を向いた。
トレジャーズ・ギルドにつくと、早速遺跡の資料を覗いた。
ここ、トレジャーズ・ギルドは、トレジャーハンターが調査する遺跡の管理を行っている。
よって、資格証を提示して許可を得なければならないのだ。
二人が遺跡を決めて外へ出ると、ライカと同じくらいの少女がトレジャーハンターの人たちに声をかけていた。
「どうしたんですか?」
他のトレジャーハンターたちは無視をしていたが、ライカは瞬時に少女に声をかけていた。
「実は、姉の病気を治す薬草がある山に、アゲハが派遣されたらしいのです。」
黒い探求者……通称アゲハとは、ブラック・バタフライというギルド所属のトレジャーハンターで、あらゆる手段を使って魔導器や魔術書などを集める集団だ。
彼らは目的のためであれば、歴史的価値のある遺跡でも平気で壊してしまう。
「なのでお願いです!薬草を……」
と少女がしゃべってる途中、いつものテンションで妙な女が現れた。
「こんなとこで何してるの?」
災厄の女……失われた魔術を研究していて操ることができるものの、失敗も結構して災難を振りまく女エボニーが言った。
「まったく悪いタイミングに現れるな。」
フォルテが呆れ顔で呟く。
「この人が困ってるんだって。」
ライカはそのやり取りを無視して、エボニーに話しかけた。
3人が話を聞くと、どうやら姉は不治の病にかかっているらしい。
そして、その薬草があれば治せるかもしれないという。
しかし、アゲハが現れてはその薬草も無事で済むかわからない。
「お金は少しはあります、なのでお願いします!どうか薬草を……。」
少女が頭を下げると同時に、ライカは「いいよ!丁度目的の遺跡なので。」と答えていた。
「私も手伝うわ。でも、遺跡の魔導器は私がもらうわね。」
魔術書はアゲハが狙っているのだが……。
フォルテは二人のテンションについていけず、呆れ顔でため息をついた。

薬草の山につくと、ライカは古びた短剣を取り出した。
すると、短剣は見事に青年の姿へと変身した。
これはライカの精霊を操る力によるものだ。
その力でライカは、精霊と会話したり、具現化させたりすることができるのだ。
「無茶な依頼を引き受けたものだ。」
「これは目的を持ったトレジャーハントだよっ!」
激しい身振りで訴えた。
「まあ、アゲハとやらは俺たちでなんとかしようぜ。」
フォルテは短剣エクシリムの肩に触れた。
山を道なりに進むと、そんなに距離はなかった。
「まったく、山頂の遺跡とは大したものだな。」
「そうだね。」
そんな会話を交わしつつ、頂上に差し掛かろうとすると、人影が見えた。
よく見ると、遺跡の近くだ。
ここの遺跡は非常に小さく、入り口の石像の魔導器以外にはめぼしいものはないとの情報だ。
しかしこの魔導器には、特殊な魔法がかかっているようで、3人ほどの人影はそれを破壊しようとしていた。
アゲハだ!
フォルテがふと、周りを見渡すと、そのすぐそばに薬草が生えていた。
それを知ると、フォルテはエクシリムに合図をし、剣を抜いて彼らに近づいた。
「悪いがちょっと、爆破はやめてもらう。」
ライカはそれを見て、脅しじゃだめだよー、と騒いでいる。
エボニーは、興味なさそうに眺めていた。
「誰だ?俺たちは忙しいんだ、黙って消え失せろ。」
いかにも下っ端な連中がそう言って、ナイフを抜き出した。
しかし、それが逆にフォルテをイラつかせた。
「なら、やってみるんだな。」
余計な争いは避けるべきだったが、気づいたときにはもう遅かった。
男たちはそれぞれ、フォルテとエクシリムに襲い掛かった。
エクシリムは順当に、相手の攻撃を受け流しつつナイフを弾き、剣の達人であるフォルテは、一人を弾き飛ばし、もう1人を叩いて気絶させた。
ところが、フォルテやエクシリムが気づいたときには遅く、弾き飛ばした一人がライカのほうへと向かっていた。
「ライカーっ!!」
フォルテが走り出そうとしながら叫んだ。
ライカは持っていた棍棒で、ナイフの攻撃を防いだが、何回かの攻撃のときに、足が空中を踏んだ。
「わっ!」
ライカは崖から下へと落下した。
「俺たちに抗うからだ。」
男が呟いた次の瞬間、ライカのほうへ木の枝が伸びていった。
そして枝が網状になり、ライカを包んだ。
「な、何っ!!?」
男の声が発された次の瞬間、起こったフォルテの一撃が頭に炸裂した。
「大丈夫か!!?」
フォルテが叫ぶと、網に引っかかったライカは、うん、と返事をした。
「でーきたっ!」
フォルテの後ろから聞こえた声は、遺跡の石像のところにいたエボニーのものだった。
戦闘が始まる瞬間、こっそりとこっちまで移動して解析してたようだ。
「ど、どうやったんだ?」
「いやー、実はこないだの遺跡で発掘した魔術書にのってた結界が、丁度これだったのよねぇ。」
すごい偶然、と自画自賛してるようだ。
「ところでそれ、どんな魔道器なんだ?」
フォルテは呆れ顔のまま聞いた。
「これ?植物の育つのを助ける装置だね。この薬草があるのも、これのおかげかも。」
「そんなのとって大丈夫なのか?」
「まあ、やばいといったらやばいけど、大分薬草も安定してるから大丈夫だよ。」
フォルテは引っかかっていたが、それより依頼が重要だということで帰還することにした。
ちなみにライカとは、下山後合流した。

「はい、これ。」
ライカが代表して少女に薬草を渡した。
「あ、ありがとうございます。」
受け取って、お金をライカに渡した。
「結構あるじゃないか、大丈夫なのか?」
「ええ、なんとか……。」
「これでお姉さん治るといいですね。」
「はい。」
そして少女と別れようとしたとき、エボニーが現れた。
「なんだ?結局結界しか役立ってないのに。」
「そうでもないよ。1つ言うけどその薬草、効果にわよ?」
他のみんなが驚いた表情をした。
「まあまあ、そこで私の出番ってわけ。」
そういうと、手に入れたばっかりの魔道器を取り出した。
「これの力を増幅して、薬草にエネルギーを与える、それで効果が倍になって、病気も治るようになるわ。」
「本当?」
少女が真顔で尋ねたが、ライカとフォルテが期待しないほうがいいと言った。
何せ、彼女の魔法は、ほぼ50%失敗するからだ。
「今回は魔法じゃないから大丈夫、不安ならライカちゃんに聞いてもらうといいよ。」
ライカは魔道器の精霊を呼び出して、聞いた。
「何?」
「ライカちゃんはねぇ、精霊とお話ができるのよ。」
「そうなんですか……。」
そうこう話しているうちに、ライカの会話が終わった。
「そうみたいです。」
でしょ、とエボニーは少女のほうに笑顔で言った。
そして、魔道器を使って薬草に力を与えた。
「これで大丈夫なはずよ。」
「ありがとうございます!」
少女は薬草を受け取って、走って自宅へと向かった。
「これで貸し借りはなしよ?フォルテ。」
「運が良かったな、ところで俺の耳を……」
フォルテが話題転換した瞬間、エボニーは逃げるように踵を返して走り出した。
「魔道器、どうするんだろう?」
ライカは追いかけようとしているフォルテに聞いた。
「研究した後は、ギルドにもって行くんじゃないか?あんなやつでも悪用はしないはずだ、失敗はしてもな。」
最後の言葉に怒りをこめて言った。
「さて、そろそろ戻るか。」
「そうだねー。」
落ちかけた太陽を背に、二人はギルドへと向かった。
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