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19:35:03
神聖兵器<イークレテス>
ゼスは、国境を越えて無事、北西の魔法都市ウィールゲータの地を踏んだ。
ウィールゲータは、ファールセンという城と城下町がある。
しかし、国境付近からは少し遠いので、たどり着くまでに時間が掛かってしまう。
そこで、城より少しアーネスト側に行ったところにある、バルラという市場へ向かった。
ここは市場なので、食料もある。
しかも、アーネストから派遣される兵士や、旅人のために、宿屋も運営されているのだ。
バルラへとたどり着いたゼスは、早速食料を補給しに店を回った。
一通り買い物を済ませると、安そうな宿屋を探した。
しばらく探していくうちに、一つの普通ぐらいの大きさの宿屋へと入った。
ゼスが中へ入ると、宿屋の支配人が出てきた。
その支配人は、いい体型をしていて、人々の心を癒す笑顔の持ち主だった。
「お泊りですか?」
支配人の言葉にゼスはうなずく。
「あの、一晩泊まりたいのですが、いくらです?」
「一泊なら・・・100ラピスだ。」
エルヴィラ共通の通貨、ラピス。
これは宝石、ラピスラズリのことだ。
金属は全て武器防具に回されてしまうので、代わりに宝石を通貨としたのだ。
それを決めたのは神族(スェクレ族)と言われていて、ラピスラズリには、幸福を呼ぶといわれているからだ。
ここ周辺の宿屋は、大体200ラピスであった。
なのでゼスは、迷わずここに泊まることにした。
食事を済ませ、無駄な体力を使わないように、早めに寝た。

窓から眩しい太陽の光が入ってくる。
朝だ。
その光で目を覚ましたゼスは、早速荷物を整え、ナイフを軽く素振りし、朝食を取った。
それらを済ますと、ゼスは宿屋を後にした。
安い割にはいい宿屋だな、と思いつつ、ファールセン城下町へと向かった。
宿屋から半分ほど歩いてきたところに、遺跡がある。
ブグライネという遺跡だ。
遺跡とは、エルヴィラが一つの国だったときの都市である。
しかし、魔物との戦争にて崩壊してしまって、今は遺跡となっている。
その遺跡の入り口に、一人の男が倒れていた。
髪は金髪、後ろ髪が寝癖のように跳ねていて、身体にはコートを着用している。
年齢は二十歳弱ぐらいだ。
ゼスが近寄ろうとすると、その男は立ち上がり、グレートソードのさらに幅の広い、
とても人が扱えそうも無い大剣(グレートソード+とでも言うべきか)を持ち上げた。
そして、遺跡入り口にいる魔物に切りかかった。
その動きは大剣を持っているにもかかわらず、早かった。
しかし、その大剣は空気を切った。
魔物はぎりぎりのところで避けていた。
次は魔物が男に襲い掛かってくる。
男は、剣で薙ぎ払うようにその攻撃を防いだ。
その反動で魔物は遠くへ飛ばされる。
その隙に男は大剣を閉まい、もう片方の剣を取り出した。
その剣は、さっきのとはあきらかに短く、軽剣士の扱う剣より、若干短い。
男が剣を構えると、魔法だろうか、だんだん剣の周りに赤い光が集まってきた。
炎だろうか。
そして剣を振り上げ、勢いよく下へと振り下ろした。
すると、光が魔物へ向かって放たれた。
光に触れた魔物は、瞬時に燃え尽きた。
同時に、男も力尽きたように、その場へ倒れこんだ。
ゼスは慌てて駆け寄り、大丈夫かとたずねた。
男は何とか立ち上がることができた。
そこでゼスは、様々な質問をすることになった。
「あの、あんたはここで、なにしてるんですか?」
「宝探しってとこかな。」
男が笑いながら言う。
「遺跡の?」
「そうだ、いわゆるトレジャーハンターってやつか?」
そう聞いて、ゼスは納得した。
「ところで、さっきの剣はいったい?」
「あれはイークレテスだ。なんか知らんが、俺は普通に扱えるみたいだ。」
それを聞いて、ゼスは驚いた。
イークレテス、それは神聖兵器と呼ばれ、イーセレヴァスと対になるものだ。
イーセレヴァスは魔王に精神を乗っ取られる恐れがあるが、神聖兵器は神族(スェクレ族)や天使が変化したものだ。
したがって、神や天使に認められし者にしか扱うことが出来ないのだ。
「ところで、そっちは何してるんだ?」
そう聞かれたゼスは、魔導壁について話した。
「つまり、それを消そうとしているのか。だが、無謀じゃないか?」
「そうだけど、俺もイーセレヴァスを使えるんだ。」
「なるほどねぇ。」
そして男は少し考え込んだ。
「よし!俺も連れて行ってくれないか?その代わり、宝はもらうぞ。」
「喜んで。」
「ところで、まだ名前名乗ってなかったな。俺はジラッフ=ハウクルーザだ。」
「ジラッフというのか。俺はゼス、ゼス=エドセールだ。」
「ところで、これからどこへ行くんだ?」
「ファールセン城下町の魔法学院へ行く。」
「魔法学院?なんでそんなところに?」
「知り合いがいる。」
「もしや、そいつも連れて行く気か?」
「そうだ。なんてったって、英雄の血を引き継いでるからね。」
「えぇー!!?」

そうして、しばらく会話をしつつ、ファールセン城下町へと向かった。
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