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2008/07/14
23:28:11
マッキーさんの曲とのコラボ逆バージョンです。

曲のイメージに合ってるかはともかく、こんな感じになりました。

音楽と一緒のバージョンはこちらにて。
路地裏にある薄汚れた車、そのそばにある汚い部屋
ここは何でも屋、依頼された仕事は何でもこなす
彼の事務所に今日は一人依頼者が来た

彼より年下の男が言う
「この病院で作られている兵器の抹消をお願いします」
聞くに人類、しいては世界規模のダメージが出るという
何せ空気感染により、感染後数ヶ月で生物の機能を奪うとか

彼は迷いつつも、報酬の多さを理由に引き受けた
そして後に、彼の失われた記憶が蘇ることとなる


部屋の奥には壁があり、とある操作で開く
中にあるのは愛用の装備品
ピストルダガーの改良型にワイヤーだ
腰にくっつけ外へ出る

病院へやってきた彼は、人気のないところへと向かった
進入するために
ダガーの柄頭にワイヤーを装着し、鞘を抜く
トリガーを解除し、長さをわずかに伸ばし、鞘へと収める
ワイヤーを鞘に巻きつけ、安定させたのち、柄頭を踏み内部へと侵入した

再び鞘をはずし、刀身を元に戻した後、今度は目標へ向かって投げる。
棒状のそれに巻きつけた後、ぶら下がって一気に内部へと侵入した

変装して内部を歩くが目的のものは見つからない
そこで部屋の端末から情報を盗み出した
厳重なシステムであったが、仕事で慣れてるため大した時間はかからなかった

手持ちの端末へデータをインストールし、マップ表示しながら歩く
すると、隣の部屋から一人の研究員が出てきた
「お、お前は!」

彼はすぐさまダガーを抜き出し、男の首に線を一本引いた
が、すでに遅く、警報が鳴らされていた

近寄ってくる警備員たち、その人数は数十人だ
ダガーのトリガーを引いて射撃する
そして一瞬の隙を突いて、部屋へ侵入し、窓から外へと飛び出して隠れた

警備員がやってくるも見つからず、別の部屋へと探しに行った
手持ちの端末でマップを確認すると、一つ表示されない空間があった
丁度目の前にある扉だ

「それにしても、なぜ俺が研究員じゃないとわかったんだ?」
彼がつぶやくと、病院がなにやら見覚えがあった
この稼業をやってから、病院にはお世話になった覚えはないし、それ以前の記憶は皆無だ
とすると、失う前にきたのかもしれない
そのとき、彼の脳に激しい刺激が訪れた


ある日の学校にて、一人の少女が転校してきた
海外からの、つまり帰国子女らしい
顔はくっきりしていて美人系だから、周りの男たちは騒いでいる
彼女の席は彼の隣だった
彼はとりあえず挨拶するも、彼女は無視する

そんなある日、修学旅行が始まった
彼と彼女は同じ班だ
一緒に行動するも、彼女は暗い顔のまま無視するだけだ

四日目の夕方、彼は彼女に再び話しかけた
夜やるダンスの相手になって貰おうと思って
別段彼女もいるわけでもなく、同じ班の人のほうが周りからの視線もまずくない

すると初めて、彼女は彼に声をかけた
「私にかかわらないで」
そういうと、彼女はどこかへ行ってしまった

修学旅行が終わり数ヶ月がたったある日、彼女は転校することとなった
つまり1年間いなかったということだ
急なことにクラスは騒然としたが、顔色一つ変えずに彼女は別れの挨拶をした

別れのプレゼントをしようという話があったが、彼に一任させられることとなった
班の誰もが、彼女と会話をしていないからだ
その点彼は、一言だけでも会話したということを理由に、このイベントをやらされることとなった

彼はどうすればいいか迷い、プレゼントを購入した後家へと向かった
学校で渡す機会を逃したからだ

家へ着くと、業者の車が彼女を乗せていた
業者と言っても引越しじゃなく、真っ白い車……救急車だ
彼は急いで駆け寄るも、白衣の人たちに押されてしまった

車の中を見ると、彼女が暴れていた
あきらかに強引に、という感じだった
口元を見ると、た・す・け・てと動いてるように見えた
彼の主観が存分に入っているが

救急車に書かれている病院名を見て、彼は追いかけることを考えた
無視され続けたけれども、気になる存在だったから放っておけなかった

病院へ着くと、中へそーっと入った
恐る恐る中へと向かうと、彼女の姿が見えた
奥の部屋へと向かっている

後をつけていくと、とある部屋へと入った
次の瞬間、彼は勢いよく中へ入った
「彼女を放せ!」
力限りの声を上げた
「きちゃだめ!」
彼女の声が聞こえた
感情のこもった彼女の声を聞くのは初めてなので、一瞬どきっとした

その瞬間、彼は病院関係者に捕まってしまった
しかし、そのとき彼の頭にはかつての記憶が蘇っていた

「思い出したぞ!」
興奮しながら暴れまわるが、職員の手が離れない
そしてそのとき、勢いあまって頭を壁の角へぶつけてしまった


彼は記憶を思い出した
「そうか、この傷はそのときの……」
頭を抑えながらつぶやいた

彼の頭は最後の、「思い出したぞ!」のところでループしていた
何を思い出したのか
これ以前も記憶喪失になったのか
しかし今の彼には思い出すことはできなかった

彼は記憶を頼りに、奥の部屋へと近づいていった
扉を開けると、一人の男がそこにいた
彼女の父親だ
その瞬間、依頼者が彼女の弟ということを思い出した
そして、そのすぐそばにあるカプセルに、彼女がいた

父親の誰だという質問に対し、彼は答えた
父親は納得した後、すぐに立ち去れと言った
だが、彼はあの日のことを聞き出したかった

父親の言う分には、彼女は病気でこうして生きながらえさせるしかないということだ
もちろん嘘だろう
根拠はないが、彼はそう直感していた
そして、彼が囲まれていることに気づき、やはりそうだと知った

彼は捕まり、とある部屋の中へ監禁させられた
あきらかに薬品と彼女に関係がありそうだ
だがその2つが繋がらない
そう考えているうち、彼は意識を失った


彼は夢を見た
中世~近世にかけての時代、彼は外国の子供だ
そして、彼の友達の女の子がいた

女の子はオカルトが趣味で、人から浮いていた
かつての魔女狩りで、そういうのの知識はほとんど失われたはずだ
まあ、いわゆるトンデモというものだ

ところがある日、女の子が彼に声をかけた
「エムしましょ」
彼には何のことだかわからなかったが、好奇心が強くてついていった

教会の中へと入ると、女の子は魔方陣を書いていた
こんなことしたら、牧師さんに怒られるのになと思い注意しようとした
「できた!」
女の子がそう言ったので、彼は言うことができなかった

「じゃあやるよ」
そう言って女の子が呪文を唱えると、魔方陣の上に黒の塊が出現した
徐々に形が変わり、人の輪郭のような形をした

「望みは何?」
影が声を出したので、彼はあたりを見渡した
女の子が冗談半分で「世界」なんて言ってしまった

「ならば科学が発達した世界にて、その力をそなたに授けよう」
すると影は消え去った

後から聞いた話によると、女の子が言うには召喚術とかいうものらしい
悪魔だけどおあそびだから大丈夫と言う
彼は興味本位で、解除する方法を尋ねた

「願いをかなえる呪文はマリス、解除する場合はウィ……、これは他の人の魔術にも使えるから覚えておいてね」


彼は夢から覚めた
数分しか経っていないようだ
「これが過去の記憶?」
彼はつぶやいた

「とりあえず、マリスは危険だな」
そして彼は、ズボンの中に隠してあるピストルダガーとベルトの下のワイヤーを取り出した
二つを装着し、剣先で鍵をこじ開けようとしたが、無理だった

軽く離れ、ダガーのトリガーを引いた
銃弾が鍵を壊し、扉が開いた

急いでマップで確認し、彼女の元へと走った
警備員がいるが、銃弾や刃で倒していく
そしてさきほどの部屋へとたどり着いた

「これでよいよ完成だ」
彼女の父親がそうつぶやく
彼が走りよるが、男は薬品を手にしている

「やめろ!」
彼が言うも、「立ち去れ」としか反論しない
彼女のところへ近寄った瞬間、父親が薬品をばら撒いた

病院関係者はワクチンを持っているが、それ以外は感染するという
彼の命は時間の問題だ
急いで彼女の元へと向かう
カプセルを空け、必死で呼びかける

すると、彼女の瞳が開いた
「ど、どうし、て?」
彼女が言う
「思い出したんだ」
そして記憶について話した

「記憶を消したのは私なのに……」
彼女の言葉に戸惑った
魔術で転ばせ、記憶を飛ばした

「あなた、ウィルと唱えたのね?」
「ウィル?」
その言葉を聴いて、彼は確信した
「マリスの対の言葉、か?」
「そうよ」

そして彼と彼女は、大きい声で叫んだ
「ウィル!!!!」


彼は事務所で彼女に聞いた話をまとめた

事の起こりは中世後期
少女、つまり彼女の前世は魔女の末裔だった

黒魔術のうちの召喚術を知り、Magicのイニシャル、Mと名づけて遊び半分でやっていた
あの黒い影こそが悪魔で、冗談で願った願いは叶えられてしまった
それは、科学が発達した現在において、であるが

それを知った彼女の父親が、科学で薬品を作り出した
それこそが悪魔の取引で得られたものだった

そして、得られた薬品はマリスと呼ばれ、世界をも破壊できる兵器となった

この取引において、彼女の生命エネルギーは悪魔に奪われていた
だからカプセルに入れ、保存されていた
エネルギーを浪費しないように

そこで今回の出来事があり、契約を解除するウィルという言葉により薬品の効果は消え去っていた
その後父親は、恐怖と罪の意識から彼女の目の前で自殺してしまった
依頼は一応達成されたということで、報酬は振り込まれたが

そのことを聞き出して、彼女は立ち上がった
「もう生きていくエネルギーがないの、ここでお別れね」
そう言って、ふらふらと歩き出した

「待って!」
彼女は振り向き、「これは私のマリスに対するウィルよ」
そうつぶやき、扉を開き外へと出て行った
彼は無言で見送った

そして、言葉を繰り返しつぶやいた
「マリス……悪意、ウィル……意思……」
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