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19:32:07
ファンタジー<中篇>
国境間に謎の決壊が張られた。
これにより、人々は貿易ができなくなり、困り果てていた。
そのとき、一人の少年が旅立った。
彼の持つ、特殊な力を試すために。

エルヴィラシリーズ。

決心


各国の貿易が途絶え、各国それぞれ最善の手を打っていたが、結局魔導壁は弱まる見込みがない。
物質は弾かれ、魔法は無効化してしまう。
魔、聖剣(魔導兵器)を使っても一瞬しか途切れることはなく、とてもだが大量の人が通れるほどではない。
「近代兵器を使ってみたら?」
そういう声があったが、現在の技術力はせいぜい小さな爆弾が最強といったところだ。
「神々の力を」
たしかに魔法を打ち消すのに神聖魔法は有効だが、神々(スェクレ族)は先の大戦によって大多数が消えてしまった。
結局手を打つことは出来ずにいた。
そして半年・・・・


エルヴィラ大陸の西に位置するアーネスト国。
他に四つの国があるが、そのうちの一つだ。
各国間は、それぞれエルヴィラを治めるために存在するものであって、各国間での争いはない。
そして、それぞれの国ごとに、産業を発展させていった。
アーネストでは、兵力を産業の中心としている。
他の国も、それぞれ秀でたものがある。
隣のウィールゲータは魔術、クラファールは政治、バルセンブルは商業、そしてエルフ中心のセレティアは農業といった具合にだ。
この国で鍛え上げられた兵士は、各国への派遣、さらに上のランクへ行けば王宮兵士として働ける。
このエルヴィラの各国の国王は、四十年前の大戦の五英雄の子孫だ。
したがって、国同士が争うことは、有り得なかった。

アーネストの城下町、アレオバルナに一人の少年は住んでいた。
その少年、名をゼス=エドセールという。
彼の父、フェイルス=エドセールは王宮兵士であり、それなりの生活をしていた。
ゼスはアーネスト育ちの魔導師である。
彼の魔力は高く、小さい頃はアーネスト育ちなので、体力もそれなりにあった。
『もっとも、魔法はまったく使えないのだが・・・。』
丁度半年前に、ウィールゲータの魔法学園を卒業したばっかりだ。
魔法学園卒業ということで、アーネストの学校は出ていない。
よって、中途半端な状態にあるといっていい。
ゼスはアーネストへ戻っていた。
魔を象徴するような青紫の髪の毛、魔導師よりかは冒険家に見える体型や服装、怪しい紫の瞳、それがゼスの特徴だった。
そして、腰にはL字型のものがぶら下げてある。
これは「イーセレヴァス」という代物だ。
イー=兵器、セレヴァス=魔王、という意味である。
つまり、魔王や魔物が死んでから、突然変異したもので、魔力を込めると凄まじい威力の攻撃ができるという。
死んだと言っても、体が滅びただけであり、精神は生きている。
よって、それを普通の人が持つと、滅びた魔王の圧力によって、精神を乗っ取られてしまう。
ゼスは、魔法が使えない代わりに、イーセレヴァスを扱うことが出来た。
イーセレヴァスに関しては、ある程度の人は使える。
だが、魔力を使った攻撃は、魔物自身も魔力を受けることになり、そのあまりの精神的圧力に大抵の人間はやられてしまう。
過去に、その原因によるエルヴィラ全体の混乱が起こった。
ある程度の精神力がある人でも、一日に一~三回程度の発動が限度であるから、実用的なのは魔導兵器である。
しかし、ゼスはそれを遥かに凌駕した回数、それも強大な魔力を使っても耐えられる人間であった。
それ故に、今回の出来事に大きく関わるのである。



「父さん、俺、旅に出たいんだ。」
ゼスは、父フェイルスに言った。
「いきなりどうした?」
フェイルスは、驚いた様子でゼスに聞く。
「俺の持ってるイーセレヴァス、これを使えばあの魔導壁を壊せるかもしれないでしょ?それを試してみたい。」
そう言って、イーセレヴァスを腰から抜き、見つめた。
それに、兵士としても魔法使いとしても向いてないため、旅人となって色んな経験をまずは積みたいとも思っていた。
「たしかに可能性は否定できないな。だが、その旅は過酷だぞ。大丈夫か?」
「うん、大丈夫。とりあえず全ての国を回ってみようと思っている。もちろん、ウィールゲータも。
あそこには、セレスという、英雄の子孫がまだ居るはずなんだ。その子にも聞いてみる。」
魔法学院でゼスは、セレスと一緒に授業を受けていたため、親しい関係であった。
「それは心強いな。うん、そこまで言うんだったら行って来い。ただし、魔導壁を無事通り超えることが出来たらだ。」
いくら旅に出ると行っても、魔道壁を通り超えることが出来なければ、国境を越えることは不可能だ。
それはゼスにもわかっていることだ。
「ありがとう。じゃ、魔導壁を無事通過できたら本当に旅に出るね。」
「ああ、行って来い。母さんはどうだ?」
母親は少し考えた後、頷いた。
「なら良いが無事に帰ってくるんだぞ。それから、今日はもう遅い、明日にしたらどうだ?」
その言葉にゼスは頷く。
ゼスもそのつもりだった。
明日は早めに出発しようと決めていたゼスは、早速旅の準備をすることにした。
大きな袋に、火を起こす火打石、着替え、昨日摘んできた薬草、ナイフを入れる。
準備が済むと、結構遅い時間だったので、眠ることにした。
ベッドに入り、目を瞑る。
しばらく考えているうちに、夢の中へと落ちていった。
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