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21:09:45
ファンタジー<物語詩>

南東に位置する国、アールグル
そこにいるのは、翠の髪の若き姫
遥かなる旅人、吟遊詩人の詩<ものがたり>


それは少女の洗礼の日 東の祠へ一人歩く
少女から大人への道 そのための洗礼

少女の髪の毛は翠色 光り輝く美しき髪
少女の右手には 光り輝く杖
アールグルに伝わる 栄光のを冠した杖<エーデルワイス>
杖を振るいしとき 人々には幸福が舞い降りる
王家の者には この杖を振るう力が必要だった

それはアールグルの栄光を意味し 悪しきこころを浄化する
洗礼とは杖の洗礼であり これを受けて初めて王族となる

だが 今回の洗礼は悲劇の始まりだった

アールグルは文化の国 芸術に秀でていれば種族も宗派も関係ない
だがこの法律<システム>こそが 問題であった

少女の宗派はマザー 母なる土地を信仰する
敵対宗教はアース 父なる大地を信仰する
ガイアはこの洗礼を利用した
そう、彼女の洗礼を阻止したのだ

アールグル国王はマザー教 彼女はその娘
一方時期国王候補は 国王の息子<アーヴァル>とアース教の者<クラール>
国王の息子が国王になる アース教はそれを恐れた
そこでこのタイミング 彼女を使えば阻止できると

少女が祠へ着くと 数人の男が彼女を囲った
少女を捕まえようと 彼女に迫り来る
必死に逃げる少女 じわじわと追い詰める男たち
ついに少女は追い詰められてしまった
前と横は男たち 後ろは冥界の谷
冥界の谷に落ちた者 二度と戻ることはできない

「お嬢さん、クラール様のため、大人しく捕まってください
無駄な抵抗をしなければ、悪いようにはいたしません」
ナイフを出して男は言った だが彼女は必死で首を振った
背後の因果を 少女は推測していた
「お前たちのような者を雇うものなどの手には落ちないわ!」
少女は大きく叫ぶ それは王族の威厳を持っていた

男は彼女に近づく そして捕まえた
少女は杖を振るい 必死に抵抗する
男たちが次々と 彼女のそばにきた

意を決した彼女は 思い切り後ろへ飛ぶように男を蹴り飛ばした
男は反射的にナイフを振った 彼女の右目に深く刺さる

「あんたたちなんかの手に落ちるくらいなら!」

少女は谷へ向かって飛び込んだ 右目を抑えて
彼女が落ちていった谷は 黒く底が見えなかった
やがて谷底から 詩が聞こえてきた

少しはお父様のために役立ったかしら?
もし私が戻らなくても どうか、どうか悲しまないでください
私は国のために落ちたのです 悲しむことなどありません
私はこれを 誇りに思います
アーヴァル兄様 どうか、どうk…a……

谷底から響く歌声は やがて消えていった

アールグルの姫、フェネ・コーレリア・アールグル 冥界の谷へと落ちていった
やがて杖は灰色に霞み 右目には冥府の風が流れ込んだ

彼女はさらに落ちていく 暗く深い谷底へ
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